街の福祉センターにてSTさんと面談してきました。
ざっくりな体験レポートです。
先月、街の3ヶ月半検診にて次女の言葉の成長について
心配があり相談したところSTさんへの面談を予約することになりました。(前回の記事)
STとは
(Speech Therapy の略)言語聴覚療法のこと。
言語(言葉)に障害を持つ人に、その障害にある機能の評価に基づき、それによって生じる社会生活上必要とされるコミュニケーション、嚥下(飲み込み)の障害に対して行うリハビリテーションです。
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面談当日
役場に併設された、昔の小学校のような建物の福祉センターの1階。
節電のためか薄暗い印象。遠くで奇声のような声が聞こえて後込みしてしまいました。
どこが受付なのかわからず、売店の女性に、次に食事を用意していた調理の方に…
すると奥からにこやかな印象の女性が
「QUELさん?Sです。はじめまして〜」
私(良かった…優しそうな人だ。)
S「次女ちゃん?はじめまして〜さあさあこっちで一緒にお話ししましょうね!」と言って
非常扉のような重たい鉄の扉を開いて別室へ。
次女はすぐにテーブルの上のパズルが目に入り楽しそうに遊び出しました。
50分はあっという間に過ぎました。
次女は非常に楽しく過ごし、私もSTさんと話しができたことで充実した時間を過ごしました。
これから月1で次女の成長を一緒に見守ってくれる仲間ができて
大変心強い思いがしました。
こういうのは人との相性もあるので本当に幸運でした。
STさんの言葉
Sさんにこのようなことを言われました。
バイリンガルの家庭の子は、言葉の習得が遅れることは珍しくない。
ご家庭で日本語でない言葉で話しても大丈夫。
むしろ家庭でポルトガル語、幼稚園では日本語でも混乱することは起きない。
やってはいけないのは、
日本語の文章にポル語の単語を組み合わせること。または、その逆。
NG例) ご飯を食べ終わったお皿は na pia(シンク) だよ!
NG例) Voce nao pode correr aqui(ここで走っちゃいけない) 危ない!
このような場合は、子どもを混乱させることに。
言葉の習得には段階があること。それは日本語もポル語の習得にも違いはないこと。
子どもはまず言語を聞いて、赤ちゃん言葉からオノマトペ(擬音)をを覚え、通常の言葉を話せるようになるとのこと。

オノマトペ例)
ぐーぐー
→お腹が、ぐーぐーすいちゃうね!
えんえん
→すりむいたの?えんえん痛いね!
うーうー
→みてみて、うーうーパトカーが通るよ!
次女が舌足らずというか、発音をどこでするのかまだ習得していないようで
“同じ”と発音できず、”じじ”と言っていたときも
訂正しないで大丈夫ですよ。
そうだね、同じだね。と言えば良いと。
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感想
特に、家庭ではポル語でも大丈夫と言われたのは初めてで
胸の奥が熱くなりました。
長女を園に入れたときには、親戚含め保育士にも
「日本語を教えて」とプレッシャーをかけられたからです。
たった2歳なのに…と思ったのを覚えています。
最後に
これを読んでる親御さんも子どもの成長に心配があるかと思います。
私も心配していましたし、まだ心配です。
ですが、STさんと面談してみて少し肩のに荷が軽くなった気がしたのも事実です。
プロの力を借りて良いんだと。
子育てって親が一人で背負うものだとばかり思っていたので
福祉のありがたさが身に染みましたね。
成長を見守っていきたいと思います。では、また。