初めての授業参観
小学生に上がった長女の初めての授業参観に行ってきました。
1クラスに30人 くらいの生徒、先生が3人ほど。
後ろにギリギリ大人が並べるほどのスペースがあり、保護者達が
なんとな間を開けて並ぶ。それでも詰まってる感がすごい。
この前まで園児だったにしてはみんな自分の席に座って
目の前の粘土に集中していた。
担任がクラス全体を満遍なく巡回して、
褒めたり話しかけたり、手に持っていたタブレットで作品を撮影しては
前の大きになモニターに写して場を盛り上げていた。
20代前半の女性で小柄で可愛らく元気な印象の担任の先生。
次は俺も俺も!先生こっちも撮って!と早速クラスのみんなに懐かれている様子でした。
私は子ども二人だけで死にそうになってるのに、さすがだわ!と関心するばかりです。
窓側最前列の娘が粘度を見せながら大声で叫ぶ「ピザだよピザ!?」
粘土でピザを作ったらしい。GJと親指を立ててうんうんうなずいて見せた。
障害児
娘の席の対向線の席、つまり最後列の入り口近くの席には見慣れた顔のOくん。
同じ園卒で、最終日にお母様が一緒に卒業できて嬉しいこと、
週2日だけ園ともう一つ障害児童のクラスに通わせていたことを話してくださいました。
実はその時までOくんの障害については全く知りませんでした。
いつもニコニコと走り回って、お話だって違和感を感じなかったのです。
卒園式の日にもらった立派な赤いファイルの卒園証書を地面に投げ捨て、
ブランコに走ったのはそのOくんでした。言われてみれば、ちょっと違うのかも?ね程度に思っていました。
Oくんも同じクラスなんだーと思っていたら、クラスにいた先生3人のうちのひとりはほぼOくんに付きっきり。
見ていて思ったのは、Oくんは席に座っているのが難しいようでした。
粘土も楽しそうに作り、ちぎるのも伸ばすのも創作だって上手でした。
お話だって周りの保護者に「みてみてお髭だよ!」って上手に話しかけていました。
担任の先生のが好きなようで、作品を見せてあげようと何度も席を立って廊下から前の方に出入りを何度も何度も。
生徒一人に先生一人付きっきりか…私は気が気ではないように感じました。
私の3歳の次女ももしかしたらOくんと同じだからです。
3歳半検診
この前の3歳半の検診は正直に辛いものでした。
コロナ感染を恐れて一昨年昨年は集団検診には参加せず
自宅に町の看護師さんからの訪問検診を選択しました。
健康には問題はないと言われましたし、私も健康面で心配なことは
ありませんでした。よく食べよく遊びよく寝る。在宅勤務しながら次女の面倒を見れるほど
手のかからない子どもでした。
ですが3歳に近づいても赤ちゃん言葉を卒業できないのを見ると不安になってきました。
私の実母(祖母)に相談しても「あなたの兄は5歳過ぎから話し出したわよ。心配ないわ。」と
得意のお気楽な感じです。だよね?も次第にそうなのかな?に変わりました。
3歳で習い事も始められる子もいるし、ひらがなだって読める子もいるのに…
可愛い次女に限ってそんなと不安は募り、次第には覚悟しないといけない気になっていました。
幸いにも3歳過ぎたあたりから、言葉がポツポツと出るようになりママ、ジュース。うんちいたい。とか2語は上手に。
数も10まで数えられるようになり、最近3語も出るようになりました。ママもしもしバッテリーよ。とか言いますw
ですが参加した集団検診やはりダメージ受けてしまいました…
3歳児半はもうお話だいぶできますし、文字読める子もいますね。わかってましたけども。
上にも書きましたのように、娘は家だと穏やかな性格ですが、新しい環境に出た時の態度が極端に違うのです。
たまにいく皮膚科とか今回みたいに集団検診の会場とかに出ると
とにかく座っていることはできない。見て回りたいのかあちこち走り回ります。
早めに検診にいきましたが感染対策のためか思いの外時間がかかり、娘が暴走しないように
抱っこしてあやしたり後を追いかけたりして1時間が4時間にも5時間にも感じられるくらい疲れました。
確信犯の看護師
次女の番で席に着くと、町の看護師さんが優しく名前を聞いたり年齢を聞いたりしてきました。娘は何を感じたのか、さっきとは違いきちんと着席し、
名前は言えなかったですが、年齢を聞かれると「3さい」と言いながら指を3本見せることができました。
練習していたとは言え、できた事に感動して「できたのね!?」と私のが驚いてしまいました。
優しい看護師さんに、ママ頑張ってましたねー!上手でしたよと褒められ、待機時間も見られていたのねと思いながらも、
愛に飢えてたのか不覚にも涙が出てきてしまって軽いパニックに…
なんだ私はこんな優しい言葉くらいで泣くなんて恥ずかしいと思いつつも、看護師さんに大変なことを頑張ってるんですよ。
上手でしたよ。大変でしたねとさらに煽られ号泣。次女のことだけじゃないけど、確かに最近あらゆることで気が張っていました。
看護師さんに次女の様子を話すと、STさん(言語聴覚療法)を紹介されました。全然押し付ける感じではなく、お母さんが必要と感じるならいかがですかという姿勢。我が家では夫がポルトガル語を話し、私が日本語で娘達に話す家庭。長女を2歳で保育園に入れた当時も、悪意はないんだろうが「日本語が話せなくてかわいそう!」としきりに言葉の指導を受けたらと迫られました。当時は2歳に対する要求が高すぎると思い丁寧にお断りしていました。いわゆるセミリンガルでした。ですが、長女は人の3倍もベラベラ喋り倒す子どもだったので心配はしていませんでした。事実今では両方だいぶ上手に話せるようになりました。ですが、次女は違います。なんせ3歳近くまで赤ちゃんことばだったのですから。日本語でもポル語でもない。親の私にも、この子は少し違うのかもしれないと思うところがたくさんあるからです。
授業参観と障害児
そして今日の授業参観で見かけたOくんの姿に次女が重なりました。
次女はもしかしたら、この学校システムに適応できないかもしれない。ある日先生に付きっきりで面倒を見ることはできませんと
断られるかもしれない…なんて。明るく笑っていたOくんも付きっきりで先生が追いかけ回すので最後の方、不快感を顔に出していました。彼にはなんで座っていないといけないのか分からないんだろう。今日は保護者の授業参観があり、特別に先生が3名いらしたんだろうと思います。発表では、担任と副担任の名前しか知らせていないから。
Oくんや次女を見ていると、健康で明るくこのまま健やかに育ってほしいと思います。
ですが、確かに生徒が全員次女のような子どもだったらシステムとして回らないこともわかります。
先生は頑張っていました。普段も2人で30人をまとめるのは簡単じゃないはず。でもOくんの関心や気持ちを汲まずに、
全員に足並みを揃えようと座ることにばかり意識を向けているような先生を見ると、システムの気持ち悪さを感じずにはいられないです。毎日元気に学校に行くのを楽しみにしてる長女を見るとほっとします。その反面、次女にその時がきたら私はどうすれば良いんだろう…学校の他の選択肢ももちろん探すつもりです。
これはこれで良い教育システムだと思います。ですが、座れない子どもには集団生活とか足並みを揃えるとか無理なことをさせるのは
“我慢をさせる”の粋を出ている気がして…
最後に
今回はだらだらと起きたことと私の心境をつらつらと書きました。
子育てしてると旗振り当番に地域ボランティアだったり、国から支給された真新しい教科書や保険付きの交通安全マークなど
こんなに周りにささえられてるんだなと感心することばかりです。
これからも新米ママとして頑張って育てていきます。すみません、ヲチはありません。づづく